こんにちは、むっきーです。

今日は、介護士が独立を目指すことは無謀か?ということについて話してみたいと思います。

 

「男に生まれたからには独立してみたい」とか、「金稼いでみたい」とか、

それたいてい誰でも思うんですけど。

 

介護士に関したらどうか。

独立してバリバリ介護やりたいか?

 

 

介護では独立したくないしょ

結論から言うと、介護関係では絶対やんないなという感じです。

介護保険はもう終わってるからという感じですね。

 

というのも、そもそも消費税が30%とか40%とか50%とか、そんな国の制度を無理やり引っ張ってきてやり始めたことだし、財源の確保ができないんですよね。

 

だって、お年寄り増えてどんどん介護サービスにお金かかるのに、若い人が減ってって税金納める人が減るんだから。

 

税金納める人が減って、介護保険にかかる費用が増大してくんだからこんな制度回るわけないんですよね。

 

回るわけないから、僕らにしわ寄せがくるんですよ。

 

 

例えば僕の働いてる所も、すごいきつくなってるのにに報酬上がらないという話があって。

老健へのしばりがキツくなった

私の働いてるとある施設なんですけど、報酬の例として定員が50人で50人入れて100万円だとしましょうか。

国から100万円の報酬。

 

ほんとは全然桁は違うんですけど分かりやすいように。

 

で、「介護保険財政が厳しくなってきたから、老健にはちょっと無理を言おう」と国が考えたんですね。

表向きには「できる限り在宅復帰を支援していく」という大義名分ですが。

 

 

介護保険って知らない人いたらと思ってしゃべるんですけど。

施設に入ってる人よりも家にいる人のほうがかからないんですよ。

 

だから国は家にいてもらいたいんですよね。

施設にいたらすごいお金かかるから。

 

ほとんどの方が家にいたほうが望ましいのはもちろんですが。

 

そういう背景があるんですけど、それを踏まえて老健へのしばりの話ですね。

 

国が今までは50人100万円くれていたんですけど。

 

最近の制度改正で、今度からは50人入れるだけじゃ100万円くれなくなった。

 

50人のうちの

 

①要介護4.5っていう寝たきりとか認知症がきつくってすごい手間がかかるっていう人を35%以上入れて、

 

②毎月1割以上出入りさせないといけない。50人だったら6人とかかな?6人出入りさせて、

 

③出した人の内、50%の人を家に帰せ。

 

それを満たしたらある程度報酬やるよ、と。

 

 

今までと違って、同じ50人でも要介護4.5ってすごい手がかかる人35%入れて、

かつずっと入れっぱなしじゃなくって月に6人ぐらい出入りさせて、

かつ出した人の半分以上家に帰せと。

 

そしたら、100万円やるよと。

そうじゃなければ60万円にするぞと。

 

っていう風に制度を変えてきたんですよ。

 

うけませんか?これ。

 

 

これは老人保健施設っていう施設の例なんですけど。

2016年くらいの改正の時に。

 

要介護4.5ってほんと寝たきりだったり、分かんなくなってその辺歩き回ったりってする人も含まれるんですけど。

5がマックスですからね。

 

そしてその人を家に帰せって。

 

家族だって働いてるだろうっていうね。

 

家族だって家でみることできてたら施設になんて入れてないって話なんですけど。

 

家に帰した方が安いから家に帰したいわけですよね。

特にこの4.5の人がすごいお金かかるんで。

 

だから僕らに無理なこと言って、出来なかったら報酬下げる。

 

国お金ないからこういうことしちゃうんですよ。

 

 

 

例えば企業で言えば、普通の会社で言えば大赤字企業にいるようなもんですよね。

もう仕事きつくて、給料下がるみたいな。

 

大赤字なんだもん。介護保険制度自体が。

消費税40%50%の国と同じことやろうとしてるんだから。

 

だから、介護で起業は絶対やめたほうがいいです。

 

 

僕の働いている施設が売り飛ばされたんですけど、前の経営者がぼそっと「介護事業は金になんねー」って。

 

「今からの時代この介護の施設は経営はもうやったって損でしょ。無駄でしょ」みたいな。

「未来ないでしょ」みたいなこと言ってたんですよね。

 

もうごもっともだなと思いました。

 

 

売られた方としてはちょっとあれですけど。

先を見る目がさすが経営者だなと思いましたね。

 

 

ということで、介護の中での独立は考えません。

 

ありえない。

 

将来不安だって言って、政治家どうのこうのって言ったりするけど。

 

結局、自分でビジネスの知識を得ることがもう最優先じゃないかと思います。

 

 

他の記事で将来10年後なくなる仕事、重宝がられる仕事みたいなの調べた話もしているんですけど。

【10年後無くなる仕事】から介護士の副業を考えた

ビジネスの知識がないと負けてくんですよ。

 

政治家に頼る、社長に頼るじゃもう人任せじゃないですか。

自分で切り開かなきゃいけないと思うんで。

 

だからビジネスの知識は得なきゃいけないなということで。

介護士やりながらも、将来不安なんで、いろいろ調べてました。

 

 

その結果、ネットでの起業がこりゃいいぞと思ったんですね。

やってみて稼げてるんですけど。

 

それに関する詳しい話は、「介護士副業物語」の記事をぜひ、参考にしてみてください。

これ本当介護士、将来まず業界自体やばいし。

 

今うちの職場でももう周りを見渡せば腰壊してる人いるんですけど。

40,50,60才までできる仕事じゃないんですよ。

 

本当に将来のこと絶対考えたほうがいいですよ、介護士は。

 

さっき言った通り10年後なくなる仕事でも出てたけど、機械とかに取って代わられる仕事はもうやばいんで。

 

昔みたいに終身雇用とか、そういう夢みたいな話とかはもう無いんで。

とりあえずいい大学出ておけば、とかいう話ももう無いんで。

 

 

現実みてビジネスの知識を得なきゃまずいなと思います。

 

・・・ただ当面介護でやっていくのなら、色々工夫しないとだめですよね。

 

自分でできることは手伝わないで自分でやってもらったり、する仕組みが弱い。

要介護状態になる事自体を予防する仕組みが弱い。

お年寄り自身も、「なるべく自分でやろう」「将来ボケないために。寝たきりにならないために」という意識が低い。

その意識をもたせてあげられない僕ら介護士も悪い。

 

 

「夢のみずうみ村」というデイは素晴らしいですよね。

お年寄りのやる気を引き出して、介護度を下げていく素晴らしいデイ。

公式ホームページ